議会報告ASSEMBLY REPORT
2015.10.27 カテゴリ:平成27年9月定例会 代表質問要旨
1 災害に強い奈良県を実現するための取組について (知 事)
(1) 昭和57年のような降雨やこの度の関東・東北豪雨のような大雨でも、県民の安全・安心が確保できるよう、大和川流域総合治水対策の着実な進捗を望むものである。大和川流域総合治水対策の取組について、これまでの状況と今後の方針を改めて伺いたい。
(2) 豪雨災害の被害を最小限にとどめるには、市町村による的確な避難勧告等の発令や伝達とともに、県民が自らの命は自らで守る「自助」の意識を高めることが重要と考える。豪雨災害から県民の命を守り、被害を最小限に抑えるために、県は市町村や県民に対してどのような取組を行っていこうと考えているのか。
2 奈良公園の魅力向上に向けた取組について (知 事)
(1) (仮称) 登大路ターミナルについては、奈良公園に来ていただいた観光客をお迎えするという「おもてなし」が大変重要と考えるが、どのように整備を進めていこうと考えているのか。
(2) 若草山の移動支援として、県は奈良奥山ドライブウェイにぐるっとバスを走らせることを検討していくと聞いているが、その前提として、若草山のにぎわいづくりについての県の考え方を明らかにする必要があると考える。若草山のにぎわいづくりについて、知事はどのように考えているのか。
(3)今議会で高畑町裁判所跡地における整備を進めるための計画策定などの補正予算案が提案されているが、今後、この土地をどのように活用しようと考えているのか。
3 リニア中央新幹線について (知 事)
(1) 名古屋・大阪間の環境影響評価の実施について、JR東海はどのような考えを持っているのか。また、この環境影響評価の早期実現に向け、今後、県としてどのように取り組んでいくのか。さらに、駅位置の早期確定のためには、JR東海が環境影響評価に着手しなくても、県内の駅の候補地を一つに絞り、県全体で一丸となって要望活動を行っていくことが必要と考えるがどうか。
(2) 車両基地の誘致は、県内雇用の増加や従業員の定住化、関連企業の立地など、経済波及効果が期待できることに加え、三重・奈良ルートを確定する際の重要な要素にもなると考える。今後、本県がリニア中央新幹線の建設促進に取り組む際には、新たに車両基地の誘致を要望項目として掲げ、積極的に要望活動を行ってはどうか。
(3) 大阪までの全線同時開業を実現するため、リニア中央新幹線の建設主体として国から指名されたJR東海とは別に、特定目的会社を立ち上げ、建設資金を集め、その特定目的会社を主体としてリニア中央新幹線の建設を進めてはどうかという声もあるが、このような動きに対しての知事の考えを伺いたい。
4 近鉄郡山駅周辺地区のまちづくりについて (知 事)
安全で賑わいの拠点となるような駅の整備とともに、既存の商店街も快適に利用できる駅前づくりが必要と考えるが、近鉄郡山駅周辺地区のまちづくりについて、具体的にどのような将来像を描こうとしているのか。また、この将来像の実現に向け、どのように進めていこうと考えているのか。
5 地域医療構想の策定について (知 事)
2025年の必要病床数が全国で最大20万床削減されるという国の推計結果もあるが、県では、今年度策定に取り組んでいる地域医療構想において、高齢化の実情に応じた適正な医療提供体制の構築をどのように進めていくのか。
6 スイス・ベルン州との友好提携における林業分野の取組について (知 事)
南部・東部地域の振興のためには、林業の振興や適切な森林管理は、避けて通ることのできない課題と考える。スイス・ベルン州との友好提携における林業分野の取組を通して、林業や森林管理をどのように進めていこうと考えているのか。
7 子供の安全・安心の確保について
(1) 子供の安全を脅かす事案を防ぐためには、犯罪を起こさせない環境づくりと防犯カメラの設置などの対策が必要と考える。子供の安全・安心の確保に向け、警察として、どの様に考え、どの様に取り組んでいるのか。また、地域住民や自治体が行う防犯活動に対して、どの様な支援をしているのか。 (警察本部長)
(2)子供が事件や事故に巻き込まれないために、安全に関する子供への指導、保護者への啓発や家庭でのしつけ等について、学校でどのような取組をしているのか。(教育長)